全体締処理で行っていることは、以下になります。
①締処理エラーチェック
- 個別の締日処理の再チェック
- 引合日が全体締日以前の【引未】案件データ
- 受注予定日が全体締日以前の【引承】案件データ
- 全体締日以前の発生日の明細を持つ未精算(経費支払未処理)の経費データ
- 売上確定後に利益計画が保存状態(未承認)の案件データ
②配賦額が未確定(利益計画画面上で配賦実績欄が空白)をゼロ円で確定
③売上確定済の案件を【売完】に更新
④管理者締日が可能になる
全体締処理を行わないと、これらの処理が行われない為、結果として以下のようなリスクが発生します。
- 【引未】【引承】案件の不確定な情報が残る。(見込集計精度のリスク)
- 経費支払漏れのリスク(=経費仕訳の連携漏れのリスク)
→全体締処理ではチェックのみとなりますが、経費が案件原価や仕訳連携に含まれる為には、経費支払まで行って頂く必要があります。 - 【売完】にならないことで、利益計画を編集できてしまうリスク
→ 一般ユーザーでは、売上や仕入締日以前の日付で金額変更はできませんが、完成基準案件について売上項目を追加して、締日より後日付で売上予定や予定原価を追加できてしまいます。 - 管理者締日が行えないことで管理者権限ユーザーが誤操作により締日以前の金額を変更してしまうリスク
このようなリスクがある為、ZACの運用上は、毎月、全体締日まで行っていただくようお願いします。
公開:2020/12/01