データ取込や経費申請で入力した金額は、配賦処理を通じて各案件の原価として振り分けられます。
配賦処理の概要
Reforma PSAの配賦処理は、経費申請とデータ取込による入力金額を、社員の日報登録された作業時間をベースに、各案件の各売上項目に原価として振り分けるものです。配賦金額は売上データ集計表や原価台帳といったアウトプットで確認ができます。
配賦処理は、締日処理とデータ取込の後に実施します。それぞれの処理については、次の記事を参照してください。
締日処理画面の項目・入り方
配賦処理は締日処理画面で行います。締日処理画面には次の手順で入ってください。
- メニュー画面の【経理・管理】をクリックする。
- 「■その他」にある【締日処理】をクリックして、締日処理画面に入る。
締日処理画面の項目や入力については、次の記事を参照してください。
配賦処理の流れ
配賦処理は月単位で実施します。
- 適正な配賦処理を行うため、全体締めの後に配賦処理を実行する。
- 配賦処理は「随時処理」と「夜間処理」がある。
- 通常は夜間処理が望ましい。随時処理は即時必要な場合に使用する。
- 配賦処理の完了を確認したら、その月の再配賦を防ぐため、配賦確定締めを行う。
随時処理
配賦処理をすぐに実施したい場合は、随時処理を行います。
- システムのロックを行う。
- 配賦処理の対象年月(全体締めの現在締日と同じ年月)を入力する。
- 計算ボタンをクリック。
- 計算が終了後、システムロックは自動的に解除される。
夜間処理
夜間処理は、夜間バッチによる配賦処理の実施を設定します。
- 配賦処理日を入力する。
- 配賦処理を行うタイミング:指定日の午前3時(システム導入時にあらかじめ設定した時刻)
- 標準処理時間:15分~60分だが、データ量により異なる。
- 配賦年月を入力する。
- セットボタンをクリックする。
下側に、配賦処理(随時処理も含む)のリストが表示されます。
- 処理行う前に削除ボタンをクリックすれば、配賦処理を解除できる。
- 削除ボタンの右側に「成功」か「失敗」が表示される。
- 処理後に削除ボタンをクリックしても、配賦処理を取り消すことはできない。
配賦確定締めの手順
配賦処理が終わったら、配賦確定締めを実行して、再配賦を防いでください。配賦確定締めの後に管理者締めを行えば、月次処理は完了です。
付録)夜間バッチ
随時処理と夜間処理の他に、自動で実行される夜間バッチ(開始時刻は毎日午前3時)があります。夜間バッチで行う処理は3つです。
- 経費(下記条件を満たす経費申請データ)を案件に賦課。
- 申請状態:承認済み
- 対象種別:種別=「JOB」
- 対象期間:全体締翌月≦発生日(対象期間中に、本配賦された月が1ヶ月でもあれば処理しない)
- 売上完了日を経過した案件の進捗を変更「売上完了」
- 売上完了:案件の内容が確定して、変更不可になる。売上完了の解除は管理者のみが可能。
- 警告の作成