案件の売上と原価を入力し、利益管理を行うのが利益計画画面です。
利益計画画面は見積などの販売管理だけでなく、発注や仕入といった購買管理の入口にもなります。
利益計画の全体画面
利益情報エリア
利益計画情報
項目名 | 備考 |
---|---|
見込 | 案件登録時の当初情報。受注登録時の金額に更新 |
予定 | 現在登録されている予定金額。売上額や予定原価を即時集計 |
予定+実績 | 当月以降の予定金額に、前月までの実績金額を反映させた金額 |
実績 | 確定した金額 |
売上・原価・利益率
項目名 | 備考 |
---|---|
売上 | 売上金額の合計 |
原価1 | 外注費や材料費、直接経費の合計 |
粗利 | 売上-原価1の金額 |
粗利率 | 粗利額÷売上金額×100 |
原価2 | 労務費と共通費の合計 |
売上総利益 | 粗利-原価2の金額 |
売総率 | 売上総利益/売上の割合 |
売上・原価情報エリア
売上行
項目名 | 必須 | 入力形式(文字数) | 初期値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
No. |
ー | ー(半角数字3桁) | 自動採番 | 売上項目No. 「追加」ボタンクリックで、現在ある一番大きな数字+1が採番される。 |
売上項目(※1) | ◯ | テキスト入力(半角60文字・全角30文字) | なし | Reforma PSA上の損益集計の最小単位が、この「売上項目」単位。 外注費やユーザの立替経費、ユーザの作業工数は、案件の「売上項目」を必ず指定して投入をする。 売上登録の承認以降は修正が不可になる。 |
売上区分(※2) | ◯ | プルダウン | 売上区分マスタで使用可となっている売上区分の中で、コードの一番若いもの。 | 売上項目に1つ持てる、損益集計の区分。 売上区分マスタで使用可になっている売上区分が、コード昇順に表示される。 Reforma PSAの損益集計の代表的なアウトプットである、売上データ集計表等で、売上区分ごとの損益集計が可能。 売上登録の承認以降は修正が不可になる。 |
数量 | ◯ | テキスト入力(半角数字7桁) | 1 | 売上登録の承認以降は修正が不可になる。 |
単価 | ◯ | テキスト入力(半角数字8桁) | 0 | 売上額÷数量で自動計算される。 売上登録の承認以降は修正が不可になる。 |
金額 | ◯ | テキスト入力(半角数字10桁) | 0 | 数量×単価で自動計算される。 売上登録の承認以降は修正が不可になる。 |
課税区分 | ◯ | プルダウン | 外税 | 外税・内税・非課税から選択 |
税率 | ◯ | プルダウン | 10% | 10%・8%(軽)から選択 |
売上額 | ー | ー | 0 | 金額に対し、課税区分と税率を元に「税抜金額」が自動計算される。 内税以外の場合は金額と等価 内税の場合は金額ー消費税 |
予定粗利額 | ー | ー | 0 | 売上項目の売上額ー売上項目に紐づく予定原価額が表示される。 |
実績粗利額 | ー | ー | 0 | 売上確定をした売上項目の売上額ー売上項目に紐づく実績の原価額が表示される。 |
※1:売上項目の使い方のポイント
- まずは案件単位を最小単位として損益集計ができればよい、ということであれば、売上項目は1行のまま登録を進めます。
例えば案件の中で、作業工程別に損益集計をしたい場合は、
売上項目を作業工程別に複数行(資料作成、開発作業、検証作業等)作成し、
外注費やユーザの立替経費、ユーザの作業工数を各作業工程の売上項目に紐づける運用をとります。 - 意図した損益集計ができるように、売上項目の粒度を社内で決めておくことを推奨します。
- 1案件1売上計上のみ可能です。
※2:売上区分
案件基本画面の事業セグメントは、「案件」に1つ持てる損益集計の区分であるのに対して、
売上区分は「売上項目」に1つ持てる損益集計の区分になります。
事業セグメントと同様、最初に貴社のReforma PSA環境をご用意したタイミングでは、貴社の事業内容やサービス内容の情報はReforma PSAに無く、情報が無い区分での損益集計はできないため、どこかに情報を持たせて、貴社で必要な損益集計の区分にするための項目の一つが、売上区分です。
原価行
項目名 | 必須 | 入力形式(文字数) | 初期値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
No. | ー | ー(半角数字3桁) | 自動採番 | 原価ID 「追加」ボタンクリックで、現在ある一番大きな数字+1が採番される。 |
費目 | ◯ | プルダウン | 費目マスタで使用可となっていて、「発注」にチェックのついている費目の中で、コードの一番若いもの。 | 費目マスタで「発注」にチェックがついている費目がコード順に表示される。 選択した費目の紐づく科目の、科目タイプにより、この原価行の金額が「原価1」「原価2」どこに入るのか決まる。 発注の一時保存以降は、利益計画画面での修正が不可になる。 |
発注先 | ◯ | コード入力または虫眼鏡から検索、引用 (半角数字5桁) |
なし | 支払先マスタから選択する。 発注の一時保存以降は、利益計画画面での修正が不可になる。 |
品名 | ◯ | テキスト入力(半角50文字・全角25文字) | なし | 発注内容の品名。 発注の一時保存以降は、利益計画画面での修正が不可になる。 |
仕入予定日 | ◯ | テキスト入力またはカレンダー | なし | Reforma PSAでは仕入の登録をして承認済みになると実際原価になる。 そのため、実際原価とする予定日を指定する。 発注の一時保存以降は、利益計画画面での修正が不可になる。 |
数量 | ◯ | テキスト入力(半角数字5桁) | 1 | 発注の一時保存以降は、利益計画画面での修正が不可になる。 |
単価 | ◯ | テキスト入力(半角数字8桁) | 0 | 予定原価÷数量で自動計算される。 発注の一時保存以降は、利益計画画面での修正が不可になる。 |
予定原価 | ー | テキスト入力(半角数字12桁) | 0 | 数量×単価で自動計算される。 発注の一時保存以降は、利益計画画面での修正が不可になる。 |
進捗 | ー | ー | 発注未登録 | 原価の進捗情報が表示される。 |
実際原価 | ー | ー | 0 | 仕入登録承認済みの金額が表示される。 |
キャスティング情報エリア
項目名 | 備考 |
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時間 | 社員が関与する予定時間。入力は半角数字7桁まで |
実際時間 | 社員が実際に関与した時間 |
予算 | 予定の労務費(予定時間×作業単価) |
実績 | 実際の労務費(実際時間×作業単価) |
諸経費・共通費エリア
項目名 | 備考 |
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予算 | 入力は半角数字13桁まで |
実績 | 実際に配賦された金額 |
備考欄
項目名 | 入力形式(文字数) | 初期値 |
---|---|---|
備考欄 | 半角1000文字 |
進捗状況による項目の変化
利益情報エリアなどの項目は、進捗状況によって入力できなくなり、実際の金額が反映されるようになります。