発注管理をせずに、仕入計上のみを反映させたい場合は「簡易仕入」の機能を利用します。
発注申請や発注書の発行といった通常の運用をする場合は、本機能は使用しません。
仕入計上までの標準処理の流れ
発注申請や発注書の発行といった標準の仕入計上までの処理の流れです。
簡易仕入の処理の流れ
案件基本画面の「簡易仕入」を「あり」にすると、発注申請のタイミングで仕入計上ができます。
簡易仕入の設定方法
簡易仕入を行うかどうかは、案件基本画面で設定します。
簡易入力を「あり」にしてください。
簡易仕入での発注登録
発注画面で発注情報を入力して、発注申請ボタンをクリックしてください。
簡易仕入では仕入登録が不要です。発注画面の下に発注書印刷エリアが表示されません。発注書を印刷する必要がないからです。
仕入登録が不要なので、承認後の仕入画面で進捗が「仕入計上済」になっているのを確認できます。
簡易仕入の注意点
簡易仕入を行うにあたっては、留意することがいくつかあります。
簡易仕入を選択できる条件
簡易仕入を「あり」にできるのは、案件で最初の発注申請を行うまでです。
以降は、案件基本画面に入っても簡易仕入を設定し直すことはできません。
簡易仕入と通常仕入の混在
1つの案件に複数の発注処理を混在させることはできません。
発注処理は対象の案件で統一になります。
例)混在してしまうため、登録できない内容
A案件:2件の発注を実施する
発注1行目:簡易仕入
発注2行目:通常の仕入処理(発注書の発行あり)
簡易仕入時の利益計画画面
簡易仕入を「あり」にしても、画面の構成やボタン類に変化はありません。
利益計画画面で発注する原価行を選択して、発注画面に進んでください。
簡易仕入の分納処理
予定原価より少ない金額で発注申請を行っても、進捗は仕入計上済になります。
簡易仕入での分納処理はできません。
簡易仕入の仕入登録解除
原価を発注未登録の状態に戻すことは可能です。
案件基本画面で簡易仕入を設定できるようにもなります。
- 仕入画面で仕入情報を削除する。
- 発注画面で発注情報を削除する。