残業申請の設定は、勤務形態履歴マスタで行います。
参考:勤務形態履歴マスタ
残業申請の設定と残業時間の設定との関連性
残業申請の設定は、残業時間の設定とは別に設定が可能です。
月単位で残業時間を計算する設定の場合でも、残業申請は日単位で申請させることも可能です。
申請の種類
残業申請には以下の4種類の設定が可能です。
用途 | 設定方法 |
「早ければ〇時に出社します。」 「遅くとも〇時に退社します。」 という申請。 |
特定の時間帯以外の勤務を残業として申請 |
「今月は〇〇時間残業する予定です」 という申請。 |
月間の残業時間を申請 |
「今日は残業予定です。」 という申請。 |
時間帯を指定しない申請 |
残業時間の申請を使わない。 | 残業の申請を利用しない場合 |
特定の時間帯以外の勤務を残業として申請
特定の時間帯以外で勤務する場合に行う申請です。
勤務形態履歴マスタの設定
「残業申請」項目で「日単位(時刻を指定)」を選択し、各項目ごとに時間帯を設定します。
上記の例では、通常勤務時9:00以前、18:00以降の時刻を出退社時刻に指定して業務報告書を入力する場合に、残業申請が必要となります。
※当設定は残業申請における時間帯の設定で、残業時間の集計の設定ではありません。
残業時間集計の設定は残業時間を集計したいをご確認ください。
業務報告書画面の「各種申請」画面
残業予定時間ではなく、出社・退社時刻を申請します。
上記の勤務形態履歴マスタの設定(9:00~18:00を設定)で、8:30に出社し、18:30に退社する場合は、以下の内容で申請します。
出社時刻:8:30
退社時刻:18:30
月間の残業時間を申請
月の残業時間の上限となる時間を超えて勤務する場合に行う申請です。
勤務形態履歴マスタの設定
「残業申請」項目で、「月単位(上限時間を指定)」を選択し、「月単位上限の初期値」項目で月の残業時間の上限を設定します。
上記の例では、月の残業時間の合計が40時間を超えて業務報告書を入力する場合に、残業申請が必要となります。
業務報告書画面の「各種申請」画面
月の合計残業時間の上限となる時間を指定し申請します。
上記の勤務形態履歴マスタの設定(月単位上限の初期値が40時間)で、当月の残業時間の合計が50時間となる場合は、以下の内容で申請します。
上限:50時間
時間帯を指定しない申請
残業を実施することのみを申請する場合に利用する申請です。
勤務形態履歴マスタの設定
「残業申請」項目で、「日単位(時刻の指定なし) 」を選択します。
時間帯、時間数などでの業務報告書の入力制限はありません。
業務報告書画面の「各種申請」画面
「申請理由」のみを入力し申請します。
残業の申請を利用しない場合
残業申請を利用しない場合の設定です。
勤務形態履歴マスタの設定
「残業申請」項目で「申請不要」を選択します。
業務報告書画面の「各種申請」画面に残業申請の項目は表示されません。